経済変動のリズム、波を読む是川銀蔵に学ぶ最後の相場師の教え


今回のテーマは、

経済変動のリズム、波を読む
是川銀蔵に学ぶ最後の相場師の教え

について紹介します。

明治30年、兵庫県に生まれ、

是川銀蔵(これかわ ぎんぞう)は、

グループで取り組む投資家と違い、

一匹狼の相場師であり、

博打のような相場で大当たりした
昔の相場師のように、

不動産を手当たり次第買い込み
豪邸を建てたり、

高価な書画骨董を買いあさる
成金趣味は是川にはなく、

住友金属鉱山株の仕手で大勝し、
長者番付日本一になった頃、

彼の住んでいたのは熱海の
質素な小マンションでした。

彼が証券業界で名を知られたのは
なんと79歳の頃、

高齢というハンディを物ともせず、
仕手戦という過激な勝負の世界に
挑んだのは前代未聞でしょう。

「最後の相場師」と呼ばれた
是川銀蔵の成功を支えたのは、

たぐいまれな経済を読む目の確かさにありました。

日本経済や世界経済の流れを読み、

自分の頭で考え、
誰に頼る事もなく自分の読みを支えに、

大勝負に打って出て
成功を手にしています。

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是川銀蔵に学ぶ最後の相場師の教え

1931年、34歳で株式投資の
人生をスタートさせた是川銀蔵は

わずか70円の元手を年末までに
3500円にまで増やしています。

売買は連戦連勝、
大阪の北浜で「百発百中」
と言われるほどの成功でした。

その秘密を知りたいと
大勢の人が押し掛けましたが、

その中に関西大学の
古川武経済学博士もいました。

博士は投資の秘密を
知りたかったわけではなく、

博士が教える学生の一人が、

「自分でも書けない答案」を書き、
誰の指導を受けたのかと聞くと、

返ってきたのが是川の名前でした。

その学生は1933年に
是川を慕う有志が作った

「昭和経済研究所」
(後の是川経済研究所)

で学ぶ弟子のひとりでした。

博士は是川の見識に驚き、
是川の講義を聞くだけでなく、

やがて関西大学でも
定期的に教えてくれるよう依頼しています。

経済変動のリズム、波を読む技術を磨く

その是川はわずか14歳で
神戸の好本商会に奉公に出ています。

満足な教育を受けていない是川は

なぜこれほどの知識を
身につけることができたのかというと

「私の株式投資の原点は
昭和2年の金融恐慌の影響を受け、

三度目の倒産を経験した後、
図書館に3年間通い、

独学で日本をはじめとする世界経済と
それを取り巻く諸問題を徹底的に勉強したことだ。

その結果をもとに経済を分析し、
科学的に相場の変動を読み取ってきたのである」

と是川は言っています。

この時期、無一文の是川は
家族を抱えながら無収入の生活を送っています。

金に換えられるものはすべて売り、
借りられる所すべてから金を借り、

それでも家賃も米代も払えなかったそうです。

是川はそれでも
必死になって勉強を続け、

経済変動は経済の実態からくる
自然現象であり、

経済変動の大きなリズムが
株式相場に現れることを確信します。

そして是川銀蔵は

「これまでの勉強で体得したものを
株式の世界で活かしてみよう」

と決心し、株式投資の世界へと
足を踏み入れることになったのです。

最後の相場師の独特のライフスタイル

昭和57年の所得番付で

申告所得28億9090万円で
相場師では未曾有のトップに
躍り出て世間を湧かせたとき、

是川さんは86歳でした。

最後の相場師である是川銀蔵さんの
ライフスタイルも独特のものでした。

情報をできるだけ集め
詳細に分析し一人で判断する。

取引に使っていた丸荘証券には、

是川専用の情報室があり、

世界の株式市場や為替の動きを
刻々と伝えるファックス、

LMFの在庫表示など最新の
通信網が完備されていたそうです。

週に三日、熱海から上京し、
提示にタクシーで丸荘証券に乗り付けると、

勢揃いした幹部が恭しくで迎え、

彼はいつも地味な背広姿で、
左手にすり切れたボストンバックを抱え、

まるで田舎の実直な代書人
のようだったそうです。

欲のない、辺幅を飾らない
率直さを気に入った作家の
津本陽さんよって

彼がモデルの小説

「裏に道あり」(日経新聞社)

が出版され一般にも反響を呼びましたが、

小さなマンションで奥さんと
二人暮らし、

ゴルフ、ギャンブルなど興味はなく

老齢のみで株式相場に
打ち込み理由を尋ねられて

こう答えたそうです。

「株投機が、唯一最大の楽しみでんな。

毎日退屈もせず、頭を絞って
考えるのが健康法になっている
のかもしれまへん。」

実際95歳まで生きた是川銀蔵さん、

経済変動のリズム、波を読む
是川銀蔵に学ぶ最後の相場師の教えも

大変興味深いものがあります。

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