王子製紙、藤原銀次郎に学ぶ決めた事をやり遂げる意志の強さ


今回のテーマは、

王子製紙、藤原銀次郎に学ぶ
決めた事をやり遂げる意志の強さ

について紹介します。

戦前の三井財閥を支え
日本最大の製紙メーカー
王子製紙を再建した人物、

製紙王と呼ばれた

藤原銀次郎さん

明治23年、長野県に生まれた
藤原さんは、

松江日報に入社、主筆として
活躍しその後、請われて

三井銀行に入り、

その後、経営状態が悪かった
王子製紙の専務になり、

これを再建、

合併により経営規模を拡大し、
製紙王と呼ばれます。

経営だけでなく、

教育や政治の世界でも活躍し、

昭和13年には

私財を投じて藤原工業大学を開校、

後に慶応大学に寄贈し、
現在の工学部となります。

また、日中戦争から太平洋戦争にかけ、

米内内閣では商工相、
小磯内閣の軍需相に就任しました。

戦況の悪化で計画は
実現しませんでしたが、

軍需産業の増産計画を担当します。

戦後は追放により、経営の
第一線から退き、

晩年は製紙業の基礎となる
造林事業を推進しました。

戦後、昭和を代表する
偉大な経営者の一人です。

スポンサーリンク

王子製紙、藤原銀次郎の資産構築術

そんな藤原銀次郎さんから
決めた事をやり遂げる意志の強さ
を学ぶことができます。

彼のエピソードで興味深いのが
その貯蓄への姿勢です。

彼が貯金を始めたのは
三井銀行に入社した時でした。

以来、毎期のボーナスには
手を付けず、

サラリーマン時代は貯金し続け、

明治44年、

苦境にあった王子製紙の
経営を引き受けた時、

貯金の全てを
王子製紙の株に変えています。

そして彼は経営の才能を発揮し、

見事王子製紙は立ち直り、
日本一の製紙メーカへの道を歩みだします。

もちろん、貯金をはたいて
買った株は値上がりし、

大きな財産になりました。

藤原銀次郎さんのすごい所は、

一度決めた貯金を
辛抱強く続けたことだけでなく、

経営を引き受けた会社の株を
虎の子の貯金で買い、

退路を断って不退位の決意を
示した所にあります。

その情熱と行動力、
責任感に銀行や社員は
心を動かされ、

再建のため懸命に働いたと言います。

王子製紙、藤原銀次郎の言葉に学ぶ

決めた事をやり遂げる…

簡単なようで難しい事です。

こうした意志の強さは
どこから来るのでしょうか?

そんな藤原銀次郎の言葉に
こう言うものがあります。

「人間、欲のない人間に
なったらおしまいです。

欲の出し過ぎはよろしくないが、
欲のなさ過ぎも困ります。

欲がないのは大変きれいに
聞こえますが、その実、

骨を折る事が嫌い、
精を出す事が嫌いで、

つまり、人間がナマケモノの証拠です。」

これは、経営やビジネス
だけに当てはまるものではありません。

スポーツであっても、

もっと速く走りたい、
もっとホームランを打ちたい、
もっと上手くなりたい、

「負けたくない」という
欲望があるからこそ、
努力できるものです。

もっと知りたいという知識欲がなければ、
科学者になる事はできません。

つまり、全ての人間の
生活を向上させるのは、

「欲」という訳です。

自分が欲しいという明確で強い
欲があれば、

決めた事をやり遂げる意志の強さも
生まれてくるものです。

欲がなければ発展はないのです。

決めた事をやり遂げる意志の強さ

藤原さんには以下のような言葉もあります。

「私は安い人間は嫌いだ。
本当の高い人間を使いたい。

そうして数を少なく使いたい」

多くの経営者は、賃金が安い方が
良いと思っているようですが、

賃金が安い労働者は賃金以下の
働きしかしないので、

結局損をする事になります。

むしろ、高い賃金を払う
価値のある人間を雇えば、

賃金以上の働きをするので
結局得をするという事です。

先ほど例で言えば、

欲のある人間ほど
高い賃金で報いるという事でしょうか?

傾きかけた会社を再建する為に

多くの修羅場を切り抜けた
藤原さんらしい言葉と言えるでしょう。

またリーダーとして、

一度決めたら、
断固として我が道を行くと言うのが
優れたリーダーの資質であり、

銀次郎にはそれがありました。

経済が順調な時は、
普通の経営者でもいいですが、

2008年の世界同時不況のような
経済危機の際には、

自分もリスクを引き受けるような
藤原銀次郎タイプの政治家や経営者が
出てきて欲しいですね。

世界金融危機の犯人である、
ニューヨーク・ウォール街の
重役たちが驚くようなボーナスを取り

逃げるような経営をしたのを
あの世で銀次郎さんはどう見ているのでしょうか。

いずれにせよ、

こつこつと貯金を続けた
意志の強さと、

その蓄財を活かした
藤原銀次郎さんの

お金の使い方は
学ぶところが多いですね。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

こちらの記事もおススメ

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>