コーチングと洗脳の微妙な違い、タイガーと父アールウッズの例


今回のテーマは

コーチングと洗脳の微妙な違い、
タイガーと父アールウッズの例

について紹介します。

コーチングというのは、

人を育てるとき、自己実現をさせるのに、
かなり有効になる考え方なのですが、

その考え方を間違ってしまうと

「洗脳」という恐ろしい事に
なってしまいかねません。

「洗脳」と聞いて、

日本では新興宗教団体が
引き起こした事件や、

悲惨な殺害事件を思い浮かべ
アレルギーを起こす人もいるかも
しれません。

夢を実現するはずのコーチングと
洗脳との関係

一体これはどういう事なのか?

世界的なプロゴルファーである
タイガーウッズと、

その父であるアール・ウッズ
の例を取って説明してみましょう。

世界的ヒーローとして
素晴らしいゴルファーを育てた
人物です。

米陸軍特殊部隊の経歴を持つ
アール・ウッズ氏による
タイガーへの英才教育が、

タイガー・ウッズを
世界的ゴルファーに育て上げたと、

彼の教育思想は
世界的に評価されていますが、

見方を変えると非常に
恐ろしいとも言えるのです。

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洗脳は日常に存在する

まずここで、

洗脳のメカニズムについて
詳しく解説する事はしませんが、

マインドコントロールや洗脳というのは、

心理学的に言えば、

特定の外部刺激を利用して、
その人の信念体系を強化したり
コントロールする技術のことを言います。

ナチスドイツではヒトラーの
演説などは、

こうした心理誘導テクニックが
頻繁に使われた事が分かっており、

それにより悲惨な事件を起こしました。

日本ではオウム真理教や
カルト団体の事件などによって、

危険で悪質な思想とされていますが、
実はレベルの大小は別として、

日常あるあらゆるところで
マインドコントロールのメカニズムは
利用されているのです。

特に教育というのは
ある種の洗脳とも言えます。

マスメディアの情報も
ある種のマインドコントロールです。

そして何よりも身近な洗脳が、

親からの子供への教育と言う点、

もちろんタイガー・ウッズは
歴史的に素晴らしいゴルファー
である事は間違いないです。

しかし、

もしかするとタイガーは、
非常に不運な存在の可能性もあるのです。

コーチングを学ぶ上で知っておくべき身近な洗脳の例

例えば、
なぜだかわからないけれど、

「蛍の光」の音楽を聞くと
「帰らなきゃいけない」と感じてしまったり、

「いつやるの?」と聞かれれば
「今でしょ!」と答えてしまったり、

メディアや日常で繰り返される
事柄に対して、

条件反射で反応してしまう事が
あります。

ある刺激に対して
一定の反応をする事があります。

これは私たちの脳が持つ
一つの特性と言えます。

だからこそ、

「これをやっちゃだめ」
「次のテストで良い点を取りなさい」
「いい大学に入って良い会社に入るのよ」

…という親が子供に伝える言葉は
「しつけ」という言葉を使う事も出来ますが、

ある意味では洗脳の一種とも言えます。

身体がそういう風に
自然に動いてしまうようなものです。

何度も繰り返し伝える価値観は
知らず知らずのうちに

子供の脳で強化され、
その行動を制限する事があるのです。

もちろん。

それが良いか悪いかの判断は
簡単にはできない所です。

が、コーチングをマスターする上では
知っておかなければ行けない事でしょう。

ゴルファーはタイガーの望みか、父アールの望みか

タイガー・ウッズの父親である
アール・ウッズ氏は、

優れた教育を息子のウッズに施し、

人生を学ばせるために、

物心のつく前からゴルフを教え、

ゴルフを通じてものの見方、
人生観を教育してきました。

しかし、それでも結局のところ、

アール・ウッズは、彼自身の物差しで
息子のタイガーにゴルフを与え、

ゴルフに夢中になるように仕向けた

ということは疑いようもありません。

仮に、

タイガーが自ら望んで
ゴルフの練習に励み、

試合に勝つことを目指したとしても、

その根底にあるのは

父親であるアール氏の望んだ事

と言っても過言ではないのです。

「洗脳」とも言い換えられない
ワケではありません。

何度も言うようですが、

簡単にそれが善し悪しを
決められないという事です。

父アールウッズ氏の影響

タイガーの父、アールウッズが
ゴルフを始めたのは、

タイガーが生まれる二年前だったそうです。

有料のゴルフ練習場に通う事は稀で
毎日自宅のガレージで練習をしていたそうです。

タイガーは、生後半年のころから
父親のスウィングを見て育ったのです。

タイガーからすれば、

父親が何か楽しそうに
棒のようなものを振っている…

何か楽しそうな遊びをしているのだろう。

と赤ん坊の目には映り、
当然ながらその父親のまねをして
みたくなります。

そしてゴルフ好きの父親は、
生後10か月の息子のために
子供用のゴルフクラブを買い与えたと
言います。

未来の天才ゴルファーが
初めてクラブでボールを打ったのは

1歳のころという訳です。

子供は頭で考える前に、
目に見えた通りに真似するものです。

子供は良し悪しに関わらず
大人の真似をするのです。

そして我々が知っておくべき事は、
それが長所であっても短所であっても
そっくりそのまま真似て、

ある時期まで子供は
大人がする事はなんでも正しいと感じるのです。

間違いなく、タイガーウッズが
ゴルフを始めたきっかけは、

父親の姿を真似たからと言えるのです。

タイガーウッズは科学者になれた

本来のタイガーウッズは、

彼が望みさえすれば、

今のプロゴルファーとしての
実績がとるにならない程の

野球選手として
活躍できたかも知れません。

世界記録を破る
陸上選手になれたかもしれません。

それどころか、

歴史を変えるほどの
科学的発明をしたかもしれませんし、

世界有数のビジネスを
構築していた可能性だってあります。

しかし彼は、、

彼の父親であるアール氏によって

その未来を決められ、

その路線の上を確実に歩み、

そして世界一のプロゴルファー
になってしまったのです。

もちろんそれは大変凄い事です。

逆に言えば、
平凡なサラリーマンになっていた
可能性もあります。

でも視点を少し変えてみると、

成長の過程で、他の選択肢を
与えられなかったとするならば、

彼はすべての可能性を奪われた

非常不運なかわいそうな人間

とも言えるのです。

これはアール、タイガー親子…に関わらず、

私たち誰もが考えるべき
脳のシステムなのです。

洗脳と教育(コーチング)の境界線は

アール・ウッズさんは

タイガーを世界一に育て上げた
素晴らしい人物だと言えますが、

コーチとして

タイガーから全ての
夢を奪ったとんでもない親という

見方もできます。

まさにタイガーを洗脳し、未来を
勝手に決定づけてしまったのです。

タイガーウッズ親子を
ここで否定している訳でも
非難している訳でもない事は

理解していただいていると思います。

ただ、父親の子供への
影響というのは計り知れないものなのです。

我々もそうです。

学校や会社、マスコミCMなど
あらゆるところで

洗脳のテクニックを
意図的、或いは意図せずに使われています。

洗脳と教育の境界線というのは
曖昧なものです。

メッセージを効率的に伝えるために
私たちはさまざまな技術を使います。

大切なのは、
本人の意志と意図という事でしょう。

もちろん反社会的な事をするのはいけません。

人を成功に導くための
コーチングにおいても

ここを理解しておかねばなりません。

映画スパイダーマンの政府ですが、

「大きな力には、大きな責任がともなう。」

…まさしく、この通りです。

コーチングは人を導く上で
非常に強力なスキルだからこそ、

コーチングもバランスを失うと
危険な面が出てきます。

邪悪な心を持って、邪悪な方向へ
導く事も可能なスキルだからこそ、

とにかく、人生をポジティブにする
社会に好影響を与える

という観点からコーチングを
学んでいかなければならないのです。

ぜひ、この根本的な考え方を
頭の片隅に常に置いておくようにして下さい。

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