コミュニカティブ・アプローチの特徴と長所や短所、問題点

コミュニカティブ・アプローチの特徴と長所や短所、問題点
今回のテーマは、

コミュニカティブ・アプローチの
特徴と長所や短所、問題点

について紹介します。

これまでは、

文法訳読法、
ダイレクトメソッド、
オーディオリンガル

…と紹介してきましたが、

今回紹介するのは、

コミュニカティブ・アプローチ

と呼ばれる方法です。

比較的新しく生まれたモデルで、

このメソッドは、
メッセージに重点をおく事が重視され、

実際に行われている、
コミュニケーションの実態に
合わせるような教室活動が
考案されるような試みがされています。

そんなコミュニカティブ・アプローチの
特徴と長所や短所、問題点について解説します。

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コミュニカティブアプローチの特徴

この方法は、前回紹介した
オーディオ・リンガル・メソッドの
反省から生まれたものです。

目から学習するのではなく、
出来るだけ現実に近い形で
言語活動を体験させることで、

学習者のモチベーションアップと
コミュニケーション能力のアップを
狙ったものです。

このメソッドとそれ以前の
教授法の違いは、

「質的発展」と言う表現が
明確に違います。

以前は語学の教授法研究者の
主な違いと言うのは、

構造、音声、統語、意味の面で

正しい言語を産出する
スキルに向けられていたのに対し、

コミュニカティブアプローチでは

言語を上手く使用できるかどうかは

社会言語的能力など
従来無視されてきた多くの技能に
よって決まると考えられており、

言語の本質を見直した所から生まれ、
発展してきました。

コミュニカティブ・アプローチ5つのモデル

このメソッドには
5つの特徴があります。

一つ目が「適切さ」

「言語使用の規則を学ばない限り、
文法規則は役に立たない」

と言う主張のもと、

適切さの指導を目指した
言語練習が行われており、

教師に指導法を選択させます。

例えば、

コミュニカティブ・アプローチで
多用されるロールプレイや
シミュレーションなどの
指導技術が用いられます。

二つ目の特徴が、
「メッセージに焦点を置く事」

どのようにすれば
最も上手くメッセージに焦点を
おく事ができるかによって、

モデルが別れますが、

授業中に使用される言葉は、

単に文法構造の例を
示すのではなく、

メッセージを伝える道具として扱われます。

3つ目の特徴が、

実際に心理言語的な言語処理を
行わせようとしている点です。

学習者の動機付けの面から
指導法が考えられ、

例えば、学習者は
既に知っている事をお互いに
伝える事は退屈する傾向があるので、

真の情報交換がある程度可能な
活動が行われる事があります。

4つ目の特徴が

リスクを冒す技能に重点が
おかれている事です。

これまでの指導法は、
完璧主義が重視されたり、
誤りを避けたいと言う願望が
中心を占めていたため、

この技能は軽視されていました。

5つ目の特徴が

自由練習の指導法を
発展させた点です。

これまでの語学学習では、

部分的練習に重点が置かれ、
しばしば自由練習の段階が
完全に無視されていました。

新しい言語項目が提示され、
ドリル練習が行われるだけでしたが、

コミュニカティブ・アプローチでは
それに対する反発として、

ドリル練習と自由練習の
バランスが強調され、

畏友練習の指導法を
発展させる事に勢力が注がれました。

以上5つの特徴がありますが、

中でも、メッセージへの焦点
と言う特徴が最もポイントで、

学習者の状況、経験、意見、
感情、好みなどを参考にして

意味のあるタスクを行う事が
心がけられています。

コミュニカティブ・アプローチの問題点

語学学習の世界にとって

「コミュニカティブ」

と言う言葉は、
様々に解釈されてきましたが、

多くのモデルが存在します。

初期的な標準モデルは
イギリスで発展したものですが、

アメリカではこのメソッドが今
主流になっているのではないでしょうか。

また現在はこう言ったメソッドのほかにも

シチュエーション・メソッド

あるいは、

トータル・フィジカル・レスポンス・アプローチ
と呼ばれるものもあります。

その言語で学習者にある動作を命令し、
それを学習者に体験させることで、

行動と言葉の音を結び付けさせる方法で、

日本でも幼稚園の英語教育などで
用いられていますね、

ただ、大人にとってはまどろっこしい
メソッドだと思います。

やはりどんなメソッドも
長所や短所、問題点があるものです。

コミュニカティブ・アプローチの目標は

学習者と教師が「協議」して、

各課の内容と学習手順を
修正、変更し、

その過程が真のコミュニケーションとなり、

コミュニケーションを促進させることに
つながると言うものです。

ただこのメソッドが成功するのも

質の良い教師とモチベーションの高い生徒

という要件が必要なのは
どのメソッドでも共通と言えるでしょう。

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