語学は耳からオーディオリンガルメソッドの特徴と長所や短所

語学は耳からオーディオリンガルメソッドの特徴と長所や短所
今回のテーマは、

語学は耳からオーディオリンガル
メソッドの特徴と長所や短所

について紹介します。

今回紹介する語学習得メソッドは、

オーディオリンガルメソッド

と呼ばれるものです。

オーディオリンガルメソッドの
特徴と問題点について解説します。

これは第二次大戦中のアメリカ
で生まれた通訳養成用のメソッドです。

形容詞”audiolingual”に由来して、

それまで外国語教授法で
用いられていたaural-oralという
発音状曖昧な表現に代えて

イエール大学の教授
Nelson Brooksが提案したもので

1960年代にアメリカで大流行しました。

第二次大戦時にアメリカでは
軍隊が外国語を習得する必要性が
高いと言う事が表面化し、

語学学習者に対して
初めて「科学的」な言語教授法が
出来上がったと現場の教師は教えられ、

戦後、このメソッドが流行しましたが、

まもなく批判を浴び、
このオーディオリンガルメソッドの
実践者も減っていきました。

しかし確かに問題もありますが、
有意義な面もあるので紹介します。

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オーディオリンガルメソッドの特徴

オーディオリンガル法の目標は、

リスニング、スピーキング、
リーディング、ライティング
をこの順序で指導する事で、

初期の頃は日常生活の場面に
用いられる言語に重点を置きます。

パターン・プラクティスと呼ばれる
文型練習と、ドリルを多用したメソッドで

視覚による学習よりも、耳から
入ってくる音を重視し、

その言葉が口をついて出るまで
繰り返すのです。

子供の言葉習得のプロセスを見れば
語学は耳から…は一理あると思います。

このメソッドの背景になっているのは
20世紀前半にアメリカで一世風靡した
構造言語学の理論です。

構造言語学社の見解は
以下の4つの推論に基づいて生まれ、

言語教育に応用でると考えました。

1.外国語教育は基本的に
習慣形成の機械的なプロセスである

2.言語技能は、外国語の項目が
文字より前に音声で提示される場合に
より効果的に学習できる

3.分析よりも類推の方が
外国語学習の優れた基礎となる

4.母国話者の持つ語彙の意味は
その言語を話す人々の文化に触れる事
によってのみ、学習できる

このメソッドは、モチベーションの高い
学習者にとって、文法を完全に
習得したのちに、

個々の練習の意図を良く理解した
上で集中して行う限り、

会話力の向上には著しい効果があります。

オーディオリンガルメソッドの問題点

このメソッドにももちろん
長所、短所があります。

パブロフの「条件付け」で有名な
行動主義者の実験では、

刺激と反応の面から行動を記述し

新しく学習した反応は
強化によって強くなり、

刺激と反応のネットワークは
連想によって強いものに
なっていく事を示唆しており、

言語と言うのは言語行動であり、

言語発達も行動と同じように
説明できると考えられています。

つまり、言語は複雑ですが、

最終的には有限なものであり、
「模倣」と「練習」によって
学習するのであり、

こう言った模倣と練習では
連想によって刺激と反応の
ネットワークが強いものになるのです。

だからこそ、オーディオリンガルメソッドも
理論上は正しい語学上達法です。

ただこのメソッドは独学がメインの練習法ですので、

優れた教師がいない場合、
生徒はすぐに飽きてしまうのが難点です。

また行動主義社のか考えでは

強化が無い場合、
不適切な反応の「負の強化」の
場合もある事を示唆しています。

モチベーションが無いのに
無理矢理語学を詰め込んでも、

生徒はその言葉を嫌いになる…
と言った所でしょう。

そして気をつけなくてはいけないのが、

このメソッドだけでは、オールラウンドな
語学力を付けることが出来ず、

会話力の習得を目的としても
万能の方法ではないと言う事です。

さらに学習者にモチベーションを要求する点で
忙しい現代人には不向きかもれません。

結局オーディオリンガルメソッドは
少なくとも学校レベルでは
十分な成果を得る事ができませんでした。

「騙された」と言う教師の失望感は強く、

1950年代の雑誌では

「もうこれ以上『専門家』を信用するな」

と言う見出しでこの方法は批判されています。

しかし、プロを目指すような意欲的な人は
このメソッドをぜひ応用すると良いと思います。

模倣と練習は上達の必須の行為ですし、

この方法にも続くアプローチは
正しい人間の発達に則したものですから。

以上、「語学は耳から」の
オーディオリンガルメソッドの
特徴と長所や短所を

ぜひ参考にしてください。

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