翻訳家に必要な語学力と日本語の力以外の能力、資質や適性


今回のテーマは、

翻訳家に必要な語学力と日本語
の力以外の能力、資質や適性

について紹介します。

では、これから少しテーマを変えて

語学の専門家に必要な資質

について考えてみましょう。

まずは翻訳家に必要な能力と資質について、
解説をして行きます。

TOEIC900点以上であれば
英語の翻訳家として活躍できる、

ドイツで5年以上住んでいるから
ドイツ語の翻訳家として活躍できる、

…かと言われれば、そうではなく、

翻訳家として活躍するのであれば、
ただ語学力があればいいと言う話ではなく、

その道に適切な能力や資質が必要なのです。

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翻訳家に必要な能力

翻訳の仕事とは突き詰めると、

外国語の文献を日本語に訳すにも
日本語の文献を外国語に訳すにせよ

文化を伝える

という要素があります。

ということはつまり、

外国語の能力はもちろんのこと

その当該国に関するあらゆる
知識があればある程良いわけです。

そしてそれを適切に日本語で伝える
日本語の力も必要です。

外国語の能力は別にすると

その国に関する知識が豊富なほど
適正は高いと言えるでしょう。

例えば、ポルトガル語の翻訳なら、

ブラジルの会社やポルトガルの機関の
翻訳をやった時より、

モザンビークやアンゴラの翻訳を
やった時の方がはるかに印象的です。

ポルトガル語が使えれば
当然どの国でも

コミュニケーションができるでしょう。

しかし翻訳のプロとして
仕事をするのであれば、

言葉の羅列だけではいけません。

これらの国は地理的、歴史的、政治的、
経済的、科学的に、多岐にわたっていて

知識がほとんどない状態から
翻訳をしなければいけません。

語学力と日本語の力以外の能力が必要

単純に文章を翻訳するだけでなく、

その国の過去に発行された様々な
文献などが関係してきます。

こうして仕事をこなすには、

単純な語学力だけでなく、

その国の事がらに関する深い知識
があるほど良い翻訳も可能という訳です。

私の知人の翻訳家の1人が
面白いことを言っていました。

例えば、スペイン語で

Asuncion
アスンシオン

と言えば、

多くの翻訳家は

「聖母被昇天祭」

と訳すと思います。

しかしあるとき彼女が
パラグアイの文献の翻訳を
手伝った際に、

文献の最後に

1982年12月15日、聖母被昇天祭の吉日に

と訳されていたそうです。

しかし、聖母被昇天祭というのは
確か8月のはずで、12月はおかしい…

と思い調べてみた所、

この場合は、パラグアイの首都
アスンシオンを指している事が分かりました。

他のスペイン語圏の翻訳なら
単純に聖母被昇天祭を指す事でも

この場合は首都の事を指していたのです。

こういうケースが多々あります。

こんなとき、その国々の知識があるほど
翻訳はうまく行きます。

そしてまるで探偵のように、
細かな証拠や違和感を見つける
資質が必要です。

私の友人で外国語の
コミュニケーションが非常に得意で
流暢に話せますが、

翻訳を頼んだ時に
めちゃくちゃな文章を仕上げて
ビックリした事があります。

単なる語学力以上に必要な
能力、資質や適性があるという事です。

翻訳家に必要な資質や適性

翻訳家として仕事をするなら、

例えば、

スペイン語を翻訳したいならば、

スペイン語が公用語である国の
地域名や首都名くらいは覚えておきたいものです。

イタリア語を勉強しているならば、

イタリアのすべての州の名前と
州都をすべて覚えておくくらい出ないと

真の翻訳家とは言えないかもしれませんね。

翻訳家の適性として
向いている性格としては、

よく家で本を読んだり音楽を聞いたりする
事が好きな人ほど、

外向的な人よりも
内向的な人の方が、

翻訳家に向いているかも知れません。

あとは、

ちょっと分からないことや疑問点があると
すぐに辞書やウィキペディアで調べる。

そんな知的好奇心が強く
生真面目な性格の人ほど

翻訳家には向いているように思います。

また経験上、

文学部出身の人は、

比較的文章に癖が多く、
案外間違った思い込みをしている事も多いです。

逆に法学部や理工学部の出身の人ほど

優れた翻訳家になる事も多い気がします。

主観的な思い込みよりも
客観的に翻訳できるほど

読みやすかったりするものです。

まあ、これもあくまで私の主観ですし、
これが正しいなんて言うつもりはありません。

また大卒でない優れた翻訳家さんも
たくさんいますので、

学歴なんて参考にはなりません。

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